僕、トンガリは冒険者になるために、この「セルミナ」へ来ている。 昨日会った謎の剣士のこと・・何故彼は僕に話し掛けてきたのだろうか? そんなことを思いながら神官長のいる認定の聖堂とへ向かった。 トンガリ:「冒険者になりたいのですが」 神官長:「汝が冒険者に志願してくれること嬉しく思う。だが冒険者になることをすぐに認めるわけにはいかない。まず南東にある館へ行き、ある物をとってくるのだ。それを達成できたら汝を冒険者として認めよう」 トンガリ:「??そんなことでいいんですか」 神官長:「しかし、危険な場所だ。十分な装備と鍛錬を積んだ上で踏み入れる事を勧める。ではがんばってもらいたい」 僕は奇妙な試練に思えたが、それで冒険者になれるならと思い、その館へと向かう事にする。 街を出て草原に出ると旅人が話し掛けてきた。 旅人:「アンタは転職しないのか?見習いであの館へ行くのは無謀過ぎるぞ」 トンガリ:「何になればいいんだ?」 旅人:「さぁな?アンタならまず我流剣士になるのがいいんじゃねぇか?それから自分にあった流派を選択することだな」 その男の口調に多少の不快感を覚えながら、僕はその男に礼を言い、その場をあとにした。 さっそく理心流剣士になり試練の館へと向かう事にする。 試練の館は南東だったな・・・ そう思いながら僕は足を進めた。 第三章へと続く・・・ |