やっとグルメの材料があるという場所へ着いた僕とレイさん。 でも僕にはここはただの大木の前としか見えない。 レイ:「さ、トンガリさん。はやく採ろうよ〜♪」 さっきモンスターに襲われたばかりだというのにアンタって人は・・・・ 「はやく採ろうよ〜♪」って僕は何採ればいいのか知らないし。 トンガリ:「レイさん〜どれを採ればいいんですか〜?」 レイさんは大木になっている果実を真剣に見ている。 レイ:「あっ、トンガリさん材料わからないんだもんね〜^^」 トンガリ:「知らないですよ〜。レイさんの見ているその果実ですか〜?」 レイ:「はいっ♪そうですよ〜」 彼女が指をさした方向は先程、彼女が見ていた果実だった。 あれがグルメの材料・・・?ただの果実に見えるけどなぁ・・・・ トンガリ:「この果実は本当にグルメの材料なんですか?」 レイ:「あはは♪これでも私は王宮料理人だった人の弟子ですよ〜^^。え〜と・・・確かこれを採れば良かったはず・・・・です♪」 「良かったはず・・・・です♪」って本当に大丈夫なのかよ・・・・・ ってかレイさん料理作れるのかなぁ・・・・不安。 トンガリ:「じゃぁ、ちゃっちゃっと採りましょうよ」 レイ:「はぃ・・・・確かこれだったよね・・・・・」 本当に大丈夫かなぁ・・・・・ 彼女は器用に「えいっ」と石を投げ、果実を木から落とした・・・・ レイ:「トンガリさん、はやく〜地面に落ちて潰れちゃうよ〜♪」 おいおい、取るのは僕かぁ〜〜!!!!!? 危機一髪で何とか滑り込みで取れた・・・・落とす前に言えよ。 トンガリ:「レイさん、そういうことは落とす前に言ってくださいよ?」 レイ:「さっ、次は巨鳥の卵ですよ〜♪」 無視・・・・?酷っ・・・・・ レイ:「巨鳥の卵はバルチャ−が守っているので頑張ってくださいね〜♪」 お・・・おい。また僕が取るのか・・・・?良い様に利用されているとしか・・・・・ レイ:「えいっ!!!!」 「えいっ!!!!」・・・?あ・・・あれはバ、バルチャ−!!!!しかも怒ってるし!!!!!!? トンガリ:「レイさん、バルチャ−に何したんですか!!!?」 レイ:「えへっ♪石投げてみました^^」 えへっ♪じゃねぇよ!!!!!!!!!ブハッ・・・標的が僕になってるし・・・・ レイ:「そのバルチャ−やつけちゃってくださいね〜♪その間に私は卵とりますから^^いい作戦でしょ♪」 作戦も何もないだろ!!!?アンタも戦ってくれよ・・・・・ バルチャ−が僕に襲い掛かってきた!!!!ヤベェよ・・・・あんなの勝てねぇって・・・・ このままでは僕はこの巨鳥に喰われてしまうので戦うしか・・・ないんだよな。 レイ:「トンガリさん、がんばって〜♪」 彼女は木の上で大きく手を振って応援?している。能天気な・・・・ バルチャ−がその大きな翼で突風を起こす!!!!!! 僕は数メートル後ろへ吹き飛ばされた。 トンガリ:「っつぅ〜・・・鳥なんかに負けてたまるかよ!!!!!」 再度バルチャ−が襲い掛かってくる。 僕は精神を集中し剣に力を込めた。 トンガリ:「はぁ―――、紫電一閃―――――――!!!!!!!!!!!!!」 僕の剣から電撃が迸り、その電撃がバルチャ―を直撃した。 バルチャーはその一撃で死にはしなかったがかなりの致命傷を負った。 はぁはぁ・・・・やったか? バルチャーは悔しそうに鳴き飛んでいった。 なんとか追っ払えたか・・・・・ 疲れた・・・・何だか気が遠く・・・・・・ レイ:「トンガリさん!!!!!」 僕はその場に倒れた。 第十四章へと続く・・・ |