ガルフネットにグルメを渡しノーランディアへの扉を通る事が許された僕はそこへ向かう途中だった。 突然、男が走ってきて僕に話し掛けてきた。 何だよ?コイツ。僕は急いでいるんだよ・・・ 男:「お、おいアンタ。冒険者だろ?今ミスリア湖畔に魔物がでたんだ!!!!」 トンガリ:「ま、魔物ぉ!!?」 僕はミスリア湖畔のことを思い出してみる。 確かあそこには人馬もろとも食い尽くしてしまう恐ろしい魔物の伝説を聞いた事があるな。 男:「今は通りがかった魔法使いの人が一人で戦っている。しかし、あの人だけで勝てるとは思わない。アンタも行って戦ってくれないか!!?」 ノーランディアに行くのは別に急がなくても良い。 もしこの話が本当ならその魔法使いの人が危ないな。やっぱり行った方が・・・ トンガリ:「わかりました。その場所に連れて行ってください」 男:「ほ、本当か!!?助かるぜ。俺たちじゃ倒せる魔物じゃないんでな」 男は本当に感謝しているようだ。いい事をしたな〜♪ さっさとその魔物ブッ倒してノーランディアへ行くか。 その魔物を倒すのは自分の力を確かめるのにいい機会だと思い安易に引き受けた。 これが、僕の運命を変えるなんてこの時には全然知る由も無もなかった・・・ 第十九章へと続く・・・ |