トンガリ:「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」 シャウト:「うらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」 僕たちの死闘は朝方まで続いた。終わった理由は二人の体力が尽きたからだ。 数時間続いた死闘で彼らの居る部屋は見るも無残な姿になっていた。 壁は蜂の巣状態。床に敷いてあるカーペットは焼け焦げている。 トンガリ:「はぁはぁ・・・・なかなかやるじゃないか?」 シャウト:「俺を相手にここまでやるとは・・・・お前もな!」 二人ともカーペット、床の上に倒れながら言った。 僕はシャウトを連れて行ったらなかなか使えるかもな〜、なんて考えながら体力の回復を待った。 気がつくと朝日が昇っていた。あれから一、二時間経っているらしい。 老人:「お二人とも開けますよー」 シャウト:「どうぞー」 トンガリ:「(おぃ、馬鹿!この状態を見せられるわけないだろ!!!え〜と・・・・部屋掃除するのでもうちょっと待ってくれませんか?」 僕は小声で彼を注意して扉越しにいる老人に言った。 老人:「掃除?」 老人は不思議そうに僕に言った。それにシャウトが勝手に答えた。 シャウト:「それは〜俺らが戦・・・・グハッ」 僕はシャウトを一発殴り黙らせた。 トンガリ:「ちょっと昨日食べたものとか散らかってるので〜」 僕は何とかこの場を凌ごうと適当な理由を付け老人を納得させた。 老人の足跡が遠ざかっていく。 シャウト:「イテェんだよ・・・・・、も一度やるかぁ!!!!!!!?」 喧嘩腰で彼は怒鳴ってきた。僕はそれ冷静に返す。 トンガリ:「まずはこの部屋をどうにかすることだろ?周り見てみろ」 僕がそう言うと彼は沈黙した後、急に真面目に話し出した。 シャウト:「とりあえず逃げるか?」 トンガリ:「だな、この状況はマズイ。」 他に手も無いし、弁償とか言われてもまずいので僕たちはとりあえず逃げる事にした・・・ 第二十三章へと続く・・・ |